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3日目ヴェルサイユ宮殿

この日のお昼は、こんな可愛らしい水車小屋レストランで。
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一緒にテーブルを囲んだのは、日本人の若い夫婦、男子学生2人そしてオーストラリアのご夫婦、奥様が日本人のカリフォルニア在住のご夫婦。食事は、フランスの田舎料理という雰囲気。ひよこ豆の煮ものなどが、薄味で美味しかった。

私が席を立ってる間に夫が結婚30年でとかいったようで、席に着いたら、若いご夫婦の奥様が「おめでとうございます。30年というと私が生まれた年です」
とおっしゃる。・・ちょっと何気にショック(笑  考えてみれば当たり前の話なんですけど(笑
でも、おばさんの話の相手もそつなくこなしてくださって感じのいいご夫婦。
旦那様は、やはり何度か海外に出ていて、会話はほとんどできないし、迷子にもなるけど、いいお土産話になると・・頼もしい若者が多いんですね。

夫も、手振り身振りを駆使して、お隣のオーストラリアのご主人と会話していました。なんとか会話が成立している模様(不思議
時間があれば、私はカリフォルニア在住の女性と少しお話がしたかったなぁ。



午後からはまたバスに乗車し、ヴェルサイユへ回って(パリから22キロほどのところ)
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小さな狩猟の館だったのをルイ14世の治世で50年以上かけて宮殿に大増築。
宮殿と庭園で計1000ヘクタール(東京ドーム220個分)当時は、その10倍の面積があったそうな。
もう、ただ圧倒される大きさと豪華さでした。
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礼拝堂。王とマリーアントワネットの婚礼もここで行われたそうです。
天井画が、どの部屋も緻密で素敵。この部屋は、この時代の有名画家ルブランによるもの。

そしてこの部屋に続いて、

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豪華なシャンデリアに輝く「鏡の回廊」
左側は当時貴重品だった鏡を500枚も使っているそうです。(長さ73メートル)右側の天井までの窓からの光を反射して、とてもきれいです。
当時の貴族や外国の賓客との謁見にも使われ、ルイ14世の権勢に瞑目したのでしょうね。

カメラの電池がすでに無くなって(電池の替えは必需品でした・・)、スマホで撮ってるので横幅がよくわかりませんね。(10メートル)舞踏会も行われた広さです。
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各部屋の天井画も見事。

フランス青年のガイドさん、
丁寧語も巧みに使うし、とてもよく勉強されているんだけど、抽象的な言い回しが多くて・・

この天井画や装飾は、みんな「国王たちの愛と自画像で成り立っている。」と力説する。
よーく聞くと、国王たちの国民への思いいれ、王妃や愛人、子供たちへの愛情でこれだけのものが作られた。そしてそれは同時に自分が人々にどういう風に思われたいかを表しているということかな・・とはおぼろげにしか分からず。
まあ、あとで、天井画について自分で調べれば繋がるからいいか・・・・と、すれたおばさんですね(苦笑

そこへ、昼食でご一緒だった若い夫婦の奥様
「愛ってなんですか?」とお聞きになる。
ガイドさん「わかりませんか?」
奥様「わかりません(キッパリ)
・・私、思わず尊敬の眼差しを送りましたー素晴らしい。自分のすれっからしぶりが恥ずかしい(笑

ガイドさん「その愛が解らないと、ここに立ってることはできません」「愛ですよ。この作品すべてが」
・・いやいや、禅問答みたいなんですけど・・でも、奥様は、なんとなく理解されたよう。良かった(笑

そのあとフランスにとって、日本の9条順守は大切だという話になりましたが、そこらへんもう少しお聞きしたかったな。
フランスの歴史への愛情はとーってもよく分かって、フランス人の考え方に少し触れられた気がして嬉しかった。

王妃の間は、とてもエレガントで素晴らしいのだけど、工事中で見れず。残念。

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これは、戦争の間にあったルイ14世の戦勝記念のレリーフ。
「ベルサイユのバラ」のあのくるくる巻き髪のオスカルのモデルになったのではと言われているようです。
下で支えている男たちは、戦いに敗れた捕虜・・
分かり易い世界ですね。



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あと、バスへの乗車時間までは自由なので、お庭を見てください、ということでしたが、あまりに広大なお庭で、時間もあまりないので入り口付近でウロウロするだけ。
40年もかけて作られたフランス式庭園。大規模な噴水ショーもあり、ゆっくり見れば1日がかりになりそうでした。

バスで2,30分ほどでパリに到着。バスの中は1日フランス語と英語が飛び交っていたので、このまま1か月くらい過ごせば、少し話せそうな錯覚に(笑
入り口で、ガイドさんが笑顔で送ってくれて。
とても誠実で、ちょっと日本人ぽい素敵なフランス青年でした。
私は、このツアーが一番おすすめだったかも。
メルシーボクー。どうかお元気で。というと、破顔一笑してくださいました。

by arujue | 2016-05-22 23:28 | フランス

雪国の庭の記録(週末更新)


by SI
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